社会の動き

コロナ禍が落ち着き、人々はマスク無しの生活に戻りましたが、不特定多数のお客様と接する販売員さん、お医者様、その他一部職業の方々は暑い夏でもマスクを外さず元の生活には戻れていません。暑いさなか郵便物を配達する郵便局員の方々も同様です。

インターネット(AI)の進化と普及は目覚ましく、知能的職業に携わる人でさえAIを使いこなし、AIの苦手な人と人のコミュニケーションや、行間を読んで気持ちを察する人間力がある人でなければ、職業人として生き残れない時代だと思います。

インターネットの普及とグローバル・サプライチェーンが世界中に普及した結果、越境ECが飛躍的に発達して、インターネットの操作さえ出来れば世界中から欲しいものが買える時代です。

一方、国際紛争や領土問題に起因した、いざこざや戦争は日常風景となり、紛争で多くの人間が無くなっても特別な感情が湧かなくなってきている気さえします。

当社の要素

当社では、社会の動きの中で顧客に必要とされる存在であり続けるために、大きく分けて、①海外企業で日本にブランディングを計画する会社、②厳しい環境で手仕事を続ける職人達の商品を日本のユーザーに紹介し、販売を行うことを目指しています。

インターネットの普及により自社WEB-SHOPは比較的に簡単に持てるようになりました。また、AIの自動翻訳機能の発達により外国語のWEB-SHOPも母国語で閲覧できるように進化し続けています。しかし、かつて対面式の販売で現金支払いをしていた時代に比べると、ネットで見つけた外国の会社から、本当に安心して何かを購入することが出来るのでしょうか。

海外からの購入は「輸入」していることになります。クレジットカード決済は普及していますが、クレジットカードの不正利用などが摘発されるケースが増えてきているように思います。

当社は日本の製品を海外に輸出販売すると同時に、日本では作れない特別な商品を海外から輸入しています。多くの国からの商品調達は品質や納期の管理が難しいので、現在はタイ国の商品に限定しています。なんでもあるのではありません。いろいろなものがある、そんな会社を目指しています。

社会とのつながり

タイ国は、SDG'Sな経済活動を支援しています。在日タイ大使館商務部はタイ国の企業の展示会への参加とブランデイングを支援しています。また、THAI FASHION & TEXTILE展示会(場所EBIS303)ではアパレル、シューズ、バッグ、などファツションに関する多くの企業が日本市場でブランデイングを目指しています。

当社は、単なる仲介貿易を目指すのではなく、販売者と消費者の架け橋となるように、広報を中心としたプロモーションを行っています。広報の手段としては、SNSと新聞社へのプレスリリースを2つの柱にし、自社メディアはYouTube Channelでタイの魅力的な商品を分かりやすく紹介していきます。

売るための広告ではなく、商品の価値と魅力を分かりやすく日本語で伝えるのが目的です。タイの人びとが「出来ない」ことを当社が行い、日本の私たちが出来ないことをタイの人々にやってもらう。助け合いの精神に基づいています。AIの発達により、人間が発信した様々な情報があふれています。本当に自分が知りたいことは自分の事を少しでも知っている人から伝えてもらうのがいいと思います。

タイの企業がはるばる海を越え、日本へ来てくれる時には、可能な限り私が消費者の一人として話を聞きます。そして、作り手の人びとの人間性や企業理念をお伝えします。渡航費などお金をかけるとコストがかかります。コストがかかると商品代が高くなります。10回来るところ、5回に減らし、5回来るところ3回に減らし、2回に減らしても、商品の良さと価値が伝わるように当社が効率化をお手伝いします。お互いに経験した感染症パンデミックま辛い三年間を知っているからこそ、インターネットの時代だからこそ、オンラインで気軽に顔を見ながら話せるからこ、新しい時代のコミュニケーションを活用していきます。

ロジックの構築

タイ国のファッション関連企業の多くはSDG'Sを目に見える形で推進しています。リサイクルをおこない付加価値のあるアップサイクリングを目指しています。私自身できることなら言いたいことは日本語で伝えたい。タイの人も同じだと思います。英語でやり取りするのはそうするれしかないから事務的な最低限の仕事です。AIには読めない、「行間と心理」それは人間同士のコミュニケーションで感じる「気持ち」です。会える時には会って、会えない時にはオンラインでコミュニケーションをとります。

柄の気持ちがくみ取り、消費者のニーズを「発信する」のが当社の仕事です。そのブランドの価値と魅力をプロモーションを通して伝えます。ビジネスはサプライチェーンや販売専門店が直接行うのがいいでしょう。コミュニケーションのお手伝いは致します。

2024年度に初めての取組を開始します。THAI FASHION & TEXITILE展示会に参加する11社のタイのバッグ製造企業にプロモーションサービスをオファーしました。即日5社から返信があり、仮契約いたしました。私の専門業界のバッグだけに絞りました。私が商品の価値と品質を見極めます。

気になる価格は、タイと日本のFTA二国間協定により免税扱いです。国際的な燃料費の高騰による物流費のコスト高は避けられない問題ですが、価格の透明化と価値に対する評価は客観的に行います。