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なぜ「タイ国」なのですか? | タイとの関わりは2009年、経済産業省支援プロジェクトの仕事のオファーをいただき、東京の皮革製品製造業20社と共にバンコクへ行き、タイの製造企業と合同展示会を開催した事がきっかけとなりました。 このプロジェクトでは、タイ大使館商務部のピチャライ公使の全面的な協力を得て、タイと日本の製造メーカーをマッチングさせることが目的でした。その際にタイのサハ財閥の一員であるタヌラックス社と出会い、合同展示会を通じて有名ブランドのOEMビジネスを成功させることができました。この成功を通じて、タイのビジネス環境や職人技術、そして人々の温かさに深い信頼と魅力を感じるようになり、その後もタイとの結びつきを強めてきました。 その後タイの歴史と文化を調べ、1612年に静岡県からシャム(現在のタイ)に渡った山田長政の偉業を始め、世界で最初に出来たタイ日本人会について知ることが出来ました。 さらに、タイは「チャイナプラスワン」の流れの中で、製造拠点として注目されている国であり、地元の職人技術や伝統文化を活かした製品を日本に届けることで、両国の絆をより強固にすることを目指しています。 |
なぜ「籠バッグ」なのですか ? | クラジュードバッグはタイの伝統的な素材「クラジュード(ネビキソウ)」から作られる、環境に優しいエコフレンドリーな製品です。このバッグはタイの職人たちの卓越した技術が詰まっており、その自然素材の風合いと温かみが手刺繍のデザインをさらに引き立てます。また、クラジュードは耐久性に優れた素材であり、持続可能性が求められる現代において、その価値が再評価されています。 タイとの関係性とクラジュードバッグの魅力が結びつき、このプロジェクトを通じてタイの伝統や技術を広めたいという想いが、私たちの活動の背景にあります。 |
バッグはどのように作るのですか ? | クラジュードの編み込み技術は、タイの職人たちによる伝統的な手仕事の結晶です。一つひとつ手作業で丁寧に編まれており、その美しい質感は大量生産品にはない温かみがあります。このバッグを通じて、タイの文化や技術を広めたいという想いがあります。 |
手刺繍の特徴はなんですか ? | クラジュード籠バッグのナチュラルな風合いは、刺繍デザインとの相性が抜群です。手刺繍によるオリジナルデザインを施すことで、実用性だけでなく唯一無二の特別感を持たせることができる点も、この素材を選んだ理由の一つです。 機械化がしにくい家内工業です。大量生産ではなく「ひとつひとつ」手で作り上げるため、同じものをたくさん作るには不向きです。 お客様のペットの「愛らしい表情」「性格」「しぐさ」などの特徴をつかんで、手刺繍し温かみの伝わる商品に仕上げるように心がけています。 |
SDG'sと関係ありますか ? | 地球温暖化により、日本では暑くて長い夏が続く傾向が強まっています。そのような季節に適した商品として、クラジュード籠バッグを選びました。このバッグは、軽くて通気性が良く、ナチュラルな素材感が夏の装いにぴったりです。暑い時期でも快適に使える実用性が、多くの方に喜んでいただけると考えています。 さらに、クラジュードはタイ南部に自生する自然素材で、エコフレンドリーな点も魅力の一つです。暑さが増す現代において、環境に配慮しつつ季節に合った商品を提供することは、私たちの理念に合致しています。 |
商品の特徴はなんですか ? | クラジュードの自然な風合いは、夏のリゾートや日常のスタイルに溶け込みやすく、手刺繍によるオリジナルデザインを施すことで、実用性だけでなく特別感を持たせることができます。 暑い季節を彩るファッションアイテムとして、これ以上ない選択肢だと考えています。このように、「地球温暖化による季節性の変化」に加え、「軽さ・通気性」「環境配慮」「刺繍デザインとの相性」 |
タイのどの地域で作っていますか | バンコクから南に約800キロ離れたパッタルン県に籠編みと手刺繍をする村が10か所ほどあります。 その土地に生まれ育ったアルニーさんとの工房を取材したことからこのプロジェクトから始まりました。彼女はクラジュード製品を作る伝統的な技術を持つ職人であり、彼女の熱意と技術に感銘を受けたことが、このプロジェクトを立ち上げる原動力となりました。この取り組みを通じて、過疎地で暮らす女性職人たちが自立し、安定した収入を得られるよう支援しています。 |
アルニーさんについて知りたいです ! | 彼女は78歳(2025年時点)です。 パッタルンデアルニーさんと仕事を始めた理由は、実用性やデザイン性だけでなく、この素材が持つ社会的背景とアルニーさんの使命感に感動した事が理由です。 タイでは、ラマ9世(プミポン国王)の時代に進められた農地開拓プロジェクトがきっかけで、地域経済や環境への配慮を重視した取り組みが広がりました。その中で、クラジュード(ネビキソウ)は環境に優しく持続可能な素材として注目され、地元の職人たちの収入向上にも寄与してきました。 ラマ9世が建設を進めたクラジュード専門学校の初代の指導者を勤め、数百名の生徒を育てた実績があります。タイの父と敬愛されるラマ9世の信念を遠く離れた日本の皆様に伝え、アルニーさんの仕事をお手伝いしたいと考えています。 |
タイと日本の関係はありますか ? | クラジュード籠バッグは、タイのOTOP(One Tambon One Product)プログラムの一つとして生まれた製品です。このプログラムは1992年、タイ政府が日本の大分県を訪問した際に、地域の特産品を活用した「一村一品運動」にインスパイアされたことから始まりました。その後、タイ全土で地域産業の活性化と持続可能な経済発展を目指して展開され、クラジュードバッグもその成功例の一つとなっています。 大分県の人々にとって、このバッグの背景には馴染みやすい要素が多いと思います。地域の特色を生かした製品作りという考え方が、日本の一村一品運動と通じているからです。また、クラジュードバッグは、タイの職人たちによる伝統技術と持続可能な素材を活用した製品であり、地元コミュニティを支えながらグローバルに価値を広める重要な役割を果たしています。 さらに、私たちが手刺繍を施すことで、クラジュードバッグに個々の特別な意味を持たせ、よりパーソナルでユニークな商品として提供しています。この活動は、大分県との歴史的なつながりを踏まえた上で、タイと日本のさらなる文化交流を促進することも目指しています。 |
籠バッグが出来るまでを知りたいのですが | 動画をご覧ください (3分10秒) https://youtu.be/IvmJM6KoV-o |
なぜ、盲導犬を刺繍しようと考えたのですか ? | 2024年7月のニュース記事を読んだことがきっかけでした。 山で遭難した高齢女性を災害救助犬が発見したというニュースです。記憶されている方もいらっしゃるかも知れませんね。 こりゃすごい! 私にはできない!! 「働く犬」には災害救助犬、警察犬、介助犬、そして盲導犬たちがたくさんいることを知りました。 タイで籠バッグを手編みして手刺繍している村では犬の刺繍が盛んでした。2023年3月にコロナ禍の行動制限が解除されたのでバンコクに行きました。 昔の仲間たちと同窓会をしました。そのメンバーの一人が私の妻に籠バッグをプレゼントしてくれました。それはパピヨンという犬でした。 ひとつひとつ刺繍していると知りました。 働く犬を代表して盲導犬の刺繍をして盲導犬の事をもっと知って、日本の盲導犬ユーザーや協会の人々の活動費を寄附することで貢献したいと考えました。 これが盲導犬の刺繍バッグを始めたきっかけとなりました。 |
プレゼントのバッグの画像を見たいです ! | ⇒はい、ここからご覧いただけます。 パピオンという犬を刺繍しています。 現在当社が生産を委託しているアルニー先生の教え子のバーニークラフト社の製品です。 アルニー先生は、自分を超えた教え子の一人だととても嬉しそうに話してしてくれました。 |
画像、イラストなど参考画像はありますか ? | 順次アップロードしますのでしばらくお待ちください。 ⇒盲導犬シリーズ(画像) ⇒盲導犬シリーズ(完成) ⇒助産院様のロゴバッグ HP : 地元ではとても信頼の厚い助産院さんです ⇒逗子のワンチャン ⇒東京都杉並区の猫ちゃん(保護猫)--開発中 ⇒尼崎の猫ちゃん(保護猫くるみちゃん) ⇒神戸の猫ちゃん(保護猫) ⇒東京都台東区のワンチャン |